たとえ国内向けに制作した楽曲でも、何かの拍子に海外リスナーの目、耳に留まることがあります。
音楽配信のアルバム名や曲名は海外向けに英字タイトルもしっかり設定しましょう。
英字タイトルの付け方と、文字設定の基準となる「タイトルケース」について説明します。
ローマ字より英語のタイトルを付けましょう
ローマ字での設定も可能ですが、海外リスナーにも意味が通じるようにできれば英語のタイトルを付けましょう。
特徴的な単語のみをローマ字にすることはあり得るかもしれません。
また、ローマ字の場合でも文節で区切りましょう。
- 日本語タイトル:
- 〈例〉ボクとキミの恋物語
- 英字タイトル:
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〇 The Love Story of Me and You
△ Bokuto Kimino Koimonogatari
× Bokutokiminokoimonogatari
大文字と小文字の使い方
楽曲タイトルは単語の頭のみを大文字にするのが一般的です。
「タイトルケース」といいますが、短い前置詞は小文字にするなど細かいルールがあります。(後述)
全ての文字を大文字にしたり、全ての文字を小文字にしたり、一部の文字をランダムに大文字にするなどは海外でのタイトル付けとして一般的でないので避けてください。
配信サイトで自動的に変更される場合があります。
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〇 The Love Story of Me and You
× THE LOVE STORY OF ME AND YOU
× the love story of me and you
× tHe LovE StorY of mE and yoU
タイトルケースの基本ルール
単語の頭のみを大文字にする「タイトルケース」には細かいルールがあり、ルールにもいろいろなスタイルがあります。
Apple Music で採用されている以下のルールをおすすめします。
Muse Cruise では基本的に下記のルールに従い自動的に変換しますので、あまり意識しなくても大丈夫です。
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最初と最後の単語は大文字で始める
〈例〉A Place in the Sun
〈例〉What’s Going On -
カッコ内も最初と最後の単語はどのような単語でも大文字で始める
〈例〉(You Make Me Feel Like A) Natural Woman -
「-」「:」「/」の前後にある単語は必ず大文字で始める
〈例〉The Love Story of Me and You – Happy Song -
上記にあてはまらない場合、次の冠詞や接続詞は小文字
a、an、and、as、but、for、from、nor、of、or、so、the、to、yet
〈例〉The Love Story of Me and You -
上記にあてはまらない場合、4文字以下の前置詞は小文字
at、by、for、from、in、into、of、off、on、onto、out、over、to、up、with など
〈例〉The Love Story of Me and You
〈例〉A Song for You
アーティスト名について
アーティスト名についてはアルバムタイトルや楽曲タイトルほどの細かい規約はありませんが、姓と名がはっきり区別できる個人名の場合は日本人でも「名 姓」の順番でそれぞれ頭を大文字にしてください。
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〇 Nobunaga Oda
× Oda Nobunaga
× ODA NOBUNAGA
Muse Cruise では自動的に変換されます
Muse Cruise ではアルバムタイトルや楽曲タイトルの英字表記は基本的に上記ルールで自動変換します。
タイトルケースのルールを細かく把握していなくても大丈夫です。
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あくまでも「(海外向け)英字タイトル」の設定に関してです。
「(国内向け)正タイトル」を英字で設定した場合は基本的に入力のまま配信手続きを行います。
ただし国内向けタイトルの場合でもサイトにより自動的にタイトルケースに変換される場合があります。
もし配信開始後、意にそぐわない表記に気づいた場合はご相談ください。 -
「(海外向け)英字タイトル」で何かしら意図があり上記ルールから外したい場合は事前にご相談ください。
(サイト側の規約により全てにお応えできない場合があります) -
アーティスト名に関しても「姓と名がはっきり区別できる個人名」と判断できる場合は上記「アーティスト名について」に従いレーベル様に確認なく変更する場合があります。
特別な事情がある場合は配信手続き時にお申し出ください。